なかなか更新出来ずに済みません。昨日は久しぶりに仕事を離れて温泉に!!
と言いたいのですが建築関連のセミナー受講に大阪府高槻市に参りました。会場の隣に「野見神社」が有りまして受講する前に「居眠りしませんように」とお願いしてきました。・・・冗談です!
高槻藩永井家初代・永井直清をお祭した永井神社に参拝しました。吉富流のお祈りは「一生懸命に働きます。その結果の良し悪しはすべて自己責任です」といつもお祈りしています。
今回のセミナーで発見した事が有りました。
「地元工務店には職人がいるけどハウスメーカーには手元しかいない」という事です。
講師の方が「ハウスメーカーは自分では建築の半分くらいしか理解できない手元大工を使える様にマニュアルを作成し勉強させて安い労賃で住宅を建てる様に仕組みを作っている」という話をされていました。
大工職人の世界も最近は「親方と弟子」という制度はほとんど残っていません。この制度は、親方=職人・弟子=手元と理解して頂いて結構です。5年間は弟子として働き、小遣い程度の給与で親方の家に住込み技術を覚えて5年後は1年のお礼奉公(奉仕)で6年で年期明け。それからやっと一人前の職人の一歩を踏み出すのですが現代は、そんな時代ではありません。1,2年で親方のもとを離れて独立します。しかし中途半端な手元の技術でも教科書通りに作ればそれなりに形になり、有名ハウスメーカーのもとで住宅が商品になるのです。しかしハウジングテクノの棟梁もそうですが手元が造った家はリフォームしません。その理由はマニュアルを知らないからです。自分たちの腕で覚えた技術では対応出来ない作り方をしているから何が出てくるか怖いと言います。
職人と手元の違いお判りですか?